とらきちマネーブログ

利回り10%弱も!外国債券投資の魅力とリスクを超わかりやすく徹底解説!話題のソフトバンク債も!

とらきちです。

 

今回は高利回りが狙える外国債券運用の具体的なリスクと期待できるリターンについて書いていきたいと思います。

 

国債券はその名の通り、通貨が日本円ではなく、外国の通貨で発行されているものになります。

 

取引のキャッシュフローが外貨になるという以外は、格付けや債券単価の変化は前回紹介した国内債券と大きく変わる点はありません。

 

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今We Workの問題で揺れているソフトバンクアメリカドル建ての高利回り債券や、新興国通貨の10%弱の債券などメジャーな3つの外国債券を紹介します。*1

 

ソフトバンクグループアメリカドル建て債券

 

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まずはアメリカドル建てでメジャーなソフトバンクの債券です。日本の企業では円建てで発行するのがほとんどである中、アメリカドル建ての日本企業の債券ということで、かなり日本人受けがいいです。加えて、アメリカ10年国債の利回りが今1.9%前後である中、利回りが4.122%であるということも魅力的です。

 

この債券の金利は5.125%であり、2027年の満期を迎えるまでその金利アメリカドルで払い続けられます。この債券の最低額面は20万ドル以上で日本円で2200万円程度と大きいのですが、1年あたりその5%程度の110万円前後金利でもらえるのはかなり美味しいと思います。

 

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上の説明でなぜ金利5.125%なのに利回りは4.122%になるのかわからない人に向けて補足すると、まず債券の利回りの計算は以下のように計算します。(日興証券HPより)

 

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初めての人にとっては難しいのですが、簡単にいうと、分母に買い付け単価があるため、これが100円より高いと、利回りが小さくなります。逆に100円より安い債券を買うと、利回りは表面利率より高くなります。

 

なぜそうなるかというと、債券の商品性にあります。債券はその発行した企業が存続している限り、額面100円でお金が返されるからです。なのでたとえば満期まで残り5年の債券を価格110円で買ったとすると、1年あたりは10÷5=2%前後の金利が低くなることと同義になるため、表面利率より利回りは2%程度小さくなります。

 

長々と解説しましたが、価格が100円以上であれば、投資家は表面利率より得られるリターンが小さく、逆に100円以下であれば、表面利率より得られるリターンは大きくなります。

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このソフトバンクの外国債券に投資するリスクとしては、2つあると思っております。まず1つ目はソフトバンクが倒産してしまうリスクがあります。格付けも図を見ていただければS&P社という格付け会社BB+というそれほどよくない格付けを出しているので、安全性はそこまで高くないと判断できます。

 

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*2

 上図を見るとBBより下は投機的要素が強いと書かれているので、そのリスクは背負わなければなりません。あと7年強、ソフトバンクが存続できるかをよく吟味する必要がありますね。

 

もう一つの大きなリスクはアメリカドル建てなので、為替のリスクがあります。円安(ドルの価値が上がること、下図でグラフが上に行くこと)になればプラス、円高(ドルの価値が下がる、下図でグラフが下に行くこと)になればマイナスに作用します。

 

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 10年間のドルと円の動きですが、円の価値がものすごくやすくなり、1ドル200円とかになれば、満期になった時のドルは、円に戻した価値がほぼ倍になっております。逆にドルの価値が暴落すると、円に戻した価値は大きく毀損してしまいます。外国債券に投資するときは常にこの為替リスクとの戦いにもなります。

 

以上2つのリスクと得られるリターンを見比べて投資をすることになります。個人的には、通貨を分散させ、円以外の通貨を持って円が暴落するリスクに備えるといった点でも、検討すべき投資先だと思います。

 

新興国トルコリラ建て債券(利回り9.212%!!)

 

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次は新興国トルコリラ建ての債券です。

 

表面利率はゼロですが、単価が85.94円のものを買えるため(満期の1年8ヶ月後に100円になる)、利回りは9.212%となっております。

 

また発光体の欧州復興開発銀行の格付けは申し分ないAAAという最高の格付けが付与されているため、大きなリスクは為替リスクとなります。

 

特に利回りが高い新興国の債券に飛びついてしまう人が多くいますが、この為替に魔物が住んでいると思って検討しないといけません。高利回りに飛びつき、為替で大火傷をしてしまった人はたくさんいます。

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こちらがトルコリラの為替です。この10年間見事に下がり続けています。つまりトルコリラ自体は債券運用でちゃんと増えるけど、円に戻した時に為替が下がっているため、結局損失になってしまうということが起こってしまいます。

 

金利で10%を得たとしても、為替が15%下がってしまっては日本円ベースで損失が5%出てしまいます。

 

なぜここまで下がり続けるかというと、新興国ではインフレーション(物の値段が上がる、通貨の価値が下がる)ことが起こりやすいからです。

 

成長しきった日本ではインフレはほとんど見られず

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高度成長期には高かったインフレ率は足元では0%台で推移しております。

 

これがトルコでは

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トルコのインフレ率はなんと2019年は15%台を記録しております。つまり2019年だけで100リラで買えていたものが115 リラ必要になっているようになっております。つまりトルコリラの価値がそれだけ下落しているということになります。インフレ率は為替とも密接に関係しているため、トルコリラ安が起こってしまうということになります。

 

金利が9%を超えていたとしても、インフレ率が15%もあれば、金利のリターン以上の通貨下落が起こる可能性が高いので、あまりお勧めはできませんね。

 

このように外国債券はその表面利率だけで比較するのではなく、今後の通貨の動きや発光体の安全性などを踏まえて投資する必要があります。

 

その分やってみると楽しいですし、リターンも高いので、検討してみてはいかがでしょうか。

 

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いろいろあるんだね、、

 

*1:全てエイチ・エス証券での11月8日時点の店頭価格を参照

*2:S&Pより

*3:IMFより